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施設案内

重症児デイサービスとくとくとくの思い

 子ども達のリハビリを行っている中で、地域のサービスが十分に追いついていない事、兄弟・姉妹児の時間を十分に取ることが出来ていないご家族もいる事を知りつつ、何かできることはないかと悩みながら、医療を行ってきました。しかし、ある男の子との出会いにより、医療だけの限界を感じ、福祉と医療が歩み寄る必要があることを強く感じることとなりました。

 

 男の子は医療ケアを必要とする児童で余命が決まっていましたが、元気よくゴロゴロと活動していました。ご家族からは、歩行器移動の要望が聞かれていました。しかし、医療的ケアがあるということ、また生活場面の優先度といった医療的考えから、要望に沿った可能性を伸ばし拡げてあげることが最後まで出来ませんでした。医療を従事する環境では正解だったかもしれませんが、その子にとっての支援として別の手段はとれなかったのだろうかと感じるばかりです。

 重症な子ども達程、活動が行える幅はそれぞれ違ってくると思います。しかし、環境を整え、周囲の人々がサポートすることで、子ども達の可能性・強みは大きく拡げていくことができます。その上で、医療を受けると子ども達の強みはより伸ばすことができます。そのため、医療(リハビリテーション)と福祉(児童発達支援、放課後等デイサービス)を兼ね備え、児童、家族を中心とした支援(機能訓練、イベント、社会参加等)を行う重症児デイサービスを立ち上げました。今後は、子ども達の強み・可能性を拡げていき、そして地域環境を少しづつ変えいこうと思います。

所長 : 渕上 将一

重症児デイサービスとくとくとくの支援内容

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児童発達支援

​定員:5名/1日

対象:未就学児

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放課後等デイサービス

​定員:5名/1日

対象:就学児

とくとくとくの4つの取り組み

リハビリ
(PT等)
子ども達とひとり一人の​発達に合わせた活動を行います。
療育
(全スタッフ)
学校と連携を図り、子ども達の成長に合わせながら、社会性を育みます。
医療ケア
(嘱託医・協力医療機関・看護師)
子ども達の体調管理や吸引等の医療行為を行います。
その他
(スパイダー・視線入力ゲーム)
スパイダーは重力を除いた状態で飛び跳ねて遊んだり、筋力増強を行います。視線入力ゲームはアイトラッカーを使って視線によるコミュニケーションや療育を行います。

※リハビリは基本的に1日1~2回、いずれかの機能訓練を提供いたします。

※和み時間は音楽やDVD観賞を行い、興奮した気持ちを落ち着かせます。

※休校日には月1回(年8~10回)の頻度でイベントを行う予定です。

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